【C#】祝!自動実装プロパティ(auto-implemented properties)の初期値設定機能追加【.NET】

C#機能バージョン対応表作成しました。
こちらの記事も合わせてご覧ください。
ついに念願の自動実装プロパティ(auto-implemented properties)の初期値設定機能追加機能が【C#6.0】で追加されました!!
これはめちゃめちゃ嬉しい!!
この記事では
①今までの自動実装プロパティのサンプルコード
②初期値を設定したいがために自動実装プロパティをやめた場合の通常のプロパティを使用したサンプルコード
③自動実装プロパティで初期値を設定した場合のサンプルコード
を記載することにします。
サンプルコード1
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public class Sample { public int SampleProperty { get; set; }//自動実装プロパティ } |
上記ソースが自動実装プロパティのサンプルになります。
C#6.0以前の場合は、自動実装プロパティでは初期値を設定できなかったため、
初期値を設定したい場合は通常のプロパティで定義する方法しかありませんでした。
それがサンプルコード2になります。
サンプルコード2
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public class Sample { private int _SampleProperty = 10;//フィールドに直接初期値を設定してあげる //いつものプロパティ public int SampleProperty { get { return _SampleProperty; } set { _SampleProperty = value; } } } |
上記ソースのように初期値を設定するために通常のプロパティに戻しましたが、
それだとサンプルコード1と比べるとかなりStep数が増えてしまいます。
プロパティがたくさん増えるとかなりのStep数に差が出そうですね。。。
初期値を設定したいのであれば仕方がないことですがめんどうですね泣
しかし、C#6.0からこの問題が解決されます!!
以下が新機能を使ってサンプルコード2を修正したコードになります!
サンプルコード3
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public class Sample { private int SampleProperty{ get; set; } = 10; // C#6.0からの新機能で自動実装プロパティに直接初期値を設定する } |
今までサンプルコード2との違いにびっくり!
これからはプロパティの初期値設定も楽に定義することができますね!!